シンガポールにはドーナツの穴の部分がある?【校長×先生】ささき隊長 -

シンガポールにはドーナツの穴の部分がある?【校長×先生】ささき隊長

2019.5.21

みらいスクール校長の菅野と教育の知見の深い方々との、教育をテーマにした様々な対談をご紹介していきます。育児や教育へのヒントになれば幸いです。


身近にある公園や海岸も、ささき隊長と歩くとワンダーランドになる。
モノクロがカラーになるような、ワクワク楽しい景色に変わる。

 
NHKなどで自然解説者としても活躍されている佐々木洋(ささき隊長)さんは、ギフテ!の「ナチュラリスト体験」の先生です。リピーター続出の大人気体験が、夏休みにシンガポールツアーとしてパワーアップします。


H.I.Sとコラボして「一生モノの原体験」を親子で作ることを目指すギフテ!の夏休みツアー。
今回の舞台はアジア有数の経済大国であるシンガポールです。ささき隊長の完全同行で、大都会シンガポールにある「大自然」を探検し、現地の子ども達と英語での交流も行う、特別なツアーに出発します!
国際都市シンガポールで世界を感じる大自然探検ツアー!
※説明会を5/25(土)に開催します。
 

シンガポールにはドーナツの穴の部分がある?

菅野

シンガポールというとグルメ、ファッションなど「人工的な街」のイメージがあります。今回、ささき隊長からシンガポールと聞いて、ちょっと驚きました。
 

 

ささき隊長

シンガポールってドーナツの穴みたいなところがあるんです。真ん中の穴の部分には原始的な自然が今でも残っています
 

菅野

海沿いが開発されて、真ん中の部分の原生林が残っているんですよね。
 

ささき隊長

都会的なシンガポールに「こんなジャングルがあったんだ」ってたぶんビックリすると思います。
だから今回の旅のテーマは「あなたの知らないシンガポール」。
 
家族でシンガポールを旅行した人はたくさんいると思いますが、ドーナツの穴の部分に行く人って滅多にいないんです。
 

菅野

H.I.S.の海外ツアー担当の方ですら「知らないところや、行ったことのないところばかり」と言っていました。

 

ささき隊長

街自体は清潔で安全だから子どもを連れていきやすいです。そこに自然が加わると最強ですよね。
リピーターの方も楽しめると思います。
 
自然というのは3つに分けられる。原生的な自然と、人工的な自然と、その中間の自然。
中間部分を我々は「バッファー地帯」と呼んでいます。いわば緩衝地帯です。
 
シンガポールは小さな島の中にこの3つの地帯が全て揃っています。いわば自然の小宇宙ですね。
 

菅野

気候も日本と違って熱帯ですから、街中の自然も当然違うわけですよね。
家族旅行に行っても日本の自然とどう違うかまで分からないけど、ささき隊長と一緒に歩けば、全て変わって見えますよね。

 

ささき隊長

日本と違う自然もあれば、逆に「これは日本にもいるな」というのも時折あります。
 
それを見つけるのも海外での楽しみの一つ。日本から遠く離れた土地にもかかわらず、「ここにもいたの?」という鳥や虫と出会うこともあります。
 

菅野

当たり前の話だけど、国境って人間が作ったものだから、生き物には関係ないですよね。
 

ささき隊長

冬にシンガポールいくと、日本のツバメがいますよ。
 
あと、日本の虫と似ているけど別人みたいな虫もいて。アゲハ蝶に似ているけどちょっと違うとかね。面白いですよ。
 
シンガポールは歩いているだけでウキウキしますよね。あったかいし、お花がいっぱい咲いているし、蝶々もいっぱい飛んでいます
 

菅野

シンガポールにはよく行かれますか?
 

ささき隊長

5回行きました。そのうち1回は世界一周ツアーの船にのって、一寄港地としてシンガポールで、今回のツアーでもいく貯水池を案内しましたね。
 

菅野

プロのナチュラリストになると、世界に行く仕事が多いですか?
 

ささき隊長

人によりますね。ただ、日本の良さを知るためにも国外にでるのはとてもいいこと
 
僕たちは日本人である以前に地球人ですから。僕自身の活動場所は全世界、日本はあくまでホームグラウンドという気持ちで動いています。
 
実は子どもの頃は、寂しがり屋で、人見知りでした。ちょっと遠くに行くだけで人一倍緊張するタイプだったんです。そんな僕に親が「地球が家だと思えばいいじゃない」と言ったんです。
 
それから気が楽になって。旅に出て心細くなっても、お腹が痛くなっても、「ここは家だから大丈夫」って思えるようになりました。
 

菅野

シンガポール以外で海外の思い出ってありますか?
 

ささき隊長

沢山ありますが、一つは大学時代にトルコに行った時ですね。
 
日本から持ってきたお金をわざと最初の1カ月で使い果たして、現地で靴磨きとか、ドーナツの売り子とか、絨毯の販売などをしながら1年くらい滞在しました。
 
トルコにはコウノトリとか狼がいっぱいいました。
 
びっくりしたのが、バスでアナトリア平原という広い平原を移動していたとき。どこまで行っても真っ白な地平線が見える景色で、ある時、地平線の形がいきなり盛り上がりました。地平線に見えたのはコウノトリの大群でした
 
地平線が歪んでいるように見えるって、ものすごい数ですよね。シュバシコウという朱色のくちばしをもっている、日本にいるコウノトリとは違う種類でした。あの景色を見た時は鳥肌が立ちましたね。とりだけに(笑)

自然観察は、5感を通じて感じるもの

 

菅野

シンガポールツアーですが、僕の中では2つテーマがあります。
 
一つは「世界を感じる」。世界遺産の植物園や、世界最大の水族館、アジア最大の動物園など、ワールドクラスの自然を感じること。
 
もう一つは「グローバル教育」
H.I.S.さんに協力してもらい、現地の子どもと英語で交流できる場を作ります。一緒に貯水池になっている熱帯林を探索したいと思っています。
 
言葉が十分に通じなくても、自然を見た時のリアクションなど、子ども同士なら世界共通な表現や感情がきっとあると思いますし、そういう部分を感じてもらえたら有意義だなと考えています。
 

ささき隊長

僕は自然観察って観るものだけでなく、感じるものだと思っています。だからあえて「自然“感”察」という言葉をつかいます。
 
嗅いだり触ったりするもの。言葉は関係ない。
 
夕日を見れば綺麗だと感じるし、花をみれば可愛いなと感じる。それこそワンアースです。
 
自然は誰のものではなく、僕らは一部ですから
 

菅野

佐々木さんの体験って、本当に見るだけじゃなくて、「耳で聞こう」「嗅いでみよう」「触れてみよう」とか五感をつかって、自然を感じますよね。まさに自然感察という言葉がぴったり。
 
第2回 「自然はちょっと怖い。だから惹きつけられる」に続く
 

►この対談は全3回でお届けします。
 
・第1回 「シンガポールにはドーナツの穴の部分がある?」
・第2回 「自然はちょっと怖い。だから惹きつけられる」
・第3回 「なんにでも大切な「親しむ→知る→守る」」

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佐々木 洋(ささき ひろし)さんプロフィール

25年以上にわたり環境教育・自然解説活動を展開。日本では数少ないプロフェッショナルのナチュラリスト(自然解説者)として、講演、執筆、写真撮影、テレビやラジオ番組への出演・監修など幅広く活躍。日本自然科学写真協会会員、日本自然環境専門学校講師。

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まわ

まわ

京都市出身。大学卒業後に出版社を経て広報の道へ。中小企業診断士、販売士一級の資格を保有。最近、趣味で家庭菜園を始め、自分で育てた野菜でサラダを作るのが目標。