みらいスクールの校長として、TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)への参画を通して感じたこと、英語教育や子どもとの関わりをコラムにまとめました。不定期で連載中です。
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TGGでの英語体験を中心に、バイリンガルやマルチリンガルの語学の達人のみなさんとの接点が増えてきました。
そんな達人たちが、どうやって英語や母国語以外の外国語をマスターしたのかを聞くこともあります。
何気ない会話なのですが、1年近く続けて、我が家でも取り入れているものもあるので、今回はご参考までにいくつかご紹介します。
【聞く】興味のあるものを、できれば英語字幕で!
多くの達人のアドバイスで共通していたのは、やはり勉強というより、楽しくないと続かないので、自分が好きな英語を聞くことだということです。
ハリウッド映画や海外ドラマ、TEDなどのプレゼンテーションの動画でもOKです。
英語が読めるのであれば、絶対に英語字幕がおすすめだと言われます。上級者でも聞き取れなかったところを繰り返して聞くことでレベルアップしていけると言われていました。
まだ英語の読めないお子さんでも、英語の発音に触れることは大切だと多くの達人から伺いました。
最近は海外の子ども番組は副音声が英語なので、うちの小さい子どもは英語で聞いています。あと英語圏の子どもが使う知育アプリなどもおすすめです。
【読む】対訳本がおすすめ!
最近教えてもらってチャレンジしているのが、日本語と英語が対になって表記されいてる「対訳」というスタイルの書籍です。
調べてみると、幼児向けの絵本から、小中高生が喜びそうなマンガ、大人向けの小説など、意外と多くの対訳本が出版されています。
一般の書店では見かけませんが、Amazonなどではたくさん出てきますし、まとめサイトなどもあるようなので、ご興味ありましたらチェックしてみてください。
英語を日本語訳として読むのではなく、英語だけを読んで、わからない部分のみ日本語で確認するのが上達のコツだそうです。
難易度が高そうですが、自分で好きな本を選べますし、マンガなどだと文章が短くお手軽です。
対訳本はどうしても価格が高くなりがちですが、図書館などで調べると大量にあるので、うまく活用してたくさんの英文に触れられるといいですね。

(この学習法は子ども向けの英会話×多文化教室「Culmony(カルモニー)」を運営する岩澤さんから教えていただきました)
【話す】やっぱり話すのが一番!
当たり前ですが、語学はそもそも学問というよりコミュニケーションツールなので、会話で覚えるのが一番活きた学びにつながります。
私もまだうまく話せませんが、最初の苦手意識やちょっと怖いなという感情が超えられると、会話自体は楽しいものです。
そして相手が英語が話せるなら、こちらがうまく話せないのなど当たり前の前提になっているので、そんなに気にすることはありません。
でもなかなか勇気がでなかったり、話す機会がなかったりするかもしれません。
そんなときは頭の中でカタカナ英語でいいから、ちょっと英作文してみるのもオススメだそうです。
日本語と英語が混じったようなルー語(お父さんお母さん世代にしか通じませんが)や、最近の子ども向けだと出川イングリッシュみたいな英語で全然OKだと言われます。
大事なのは、頭を英語モードにして、知っている単語をできるだけ使ってみること。口に出せればベストだけど、難しければ頭の中で使うだけでもトライした数が大切なので、確実にレベルアップするそうです。

色々と教えてもらった中で私が気になったものや実践しているものが中心となっているため、市販の英語勉強法などに比べるとかなり偏りのある参考情報だと思っていただければ幸いです。
でも、達人たちのアドバイスで共有しているのは「上達のためにも、英語を楽しむこと」だと思います。
読むこと、聞くこと、話すことを楽しめれば、その延長で書けるようになるのかもしれません。
学校教育だと、書くことが最重要ですが、改めて考えてみると、書くことが楽しくなるのは、一番最後のプロセスかもしれませんね。
何かお役に立つものがあれば幸いです。

校長すがの

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