今回はみらいスクールの校長として、TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)の参画決定からオープンまでを通して、英語教育や子どもとの関わりを少しコラム的にまとめてみます。
まずは自分から、学ぶより話す
TGGに参画するお話をもらったは今年の始め、そこから半年かけて英語体験の準備を進めてきました。
まずは私自身の錆びついた英語をやり直すべく、一念発起して英語学習を再開しました。
TGGは話すことが最重要、それは東京都だけでなく、日本の英語教育改革のメインテーマでもあります。
私も「読む」「書く」は置いておいて、「聞く」そして「話す」を集中して取り組みました。
勉強としてではなく、話すために学ぶ英語は新鮮で、純粋に楽しい!という感覚でした。
数ヶ月が過ぎ、外国人講師との打合せが始まった頃から、英語がさらに楽しくなりました。
また自分で下手でも話してみると、不思議と相手の言うことが聞こえてきたり、スムーズに話せるようになってきました。
今の子は英語の耳が育っている
これからの子ども達は今までよりずっと「聞く」そして「話す」が重視されます。
大学入試改革もそうですし、何より今の子ども達が大人になったとき、英語を話すことはかなり基礎的なことになっている気がします。
例えば日本に来る外国人の子どもたちは、母国語でなくてもかなりの比率で英語が使えるはずです。
大変な世の中な気がしますが、私がTGGで子ども達と接していて、我々の世代と明らかに違うのは、ほとんどの子ども達が外国人に抵抗がなく、そして英語を聞く耳が育っているということです。
もちろんTGGに来る子が日本の縮図ではないと思いますが、現代の子ども達の環境の中で、英語や外国人がかなり自然なものになってきているのを感じます。
必要なのは、間違ってもいいから話してみること
でもやはり日本の子どもはシャイです。せっかく外国人に抵抗がなく、英語を聞ける耳があっても、なかなか英語を話すのは勇気が要ります。
だからこそ、TGGのような場所を活用して、「うまく話せなくても、英語で外国人とコミュニケーションができた」という実体験をしてほしいと思っています。

子ども達の吸収力はすごいので、一度その感覚や楽しさがつかめたら、どんどんチャレンジしていってくれるのではないかと思います。
最近は色々な外国人と話しますが、彼らが困るのは相手の英語が下手なことではなく、相手と意思疎通が取れないことです。
彼らは相手の英語が下手でも全然気にしません。我々が片言の日本語を使う外国人に嫌な思いをしないのと全く同じです。むしろ理解してくれようとしてくれているのだと嬉しくなります。
ぜひTGGのような場所を通じて、異文化コミュニケーションの楽しさを感じ、自分の可能性を広げていってほしいと願っています。

校長すがの

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