みらいスクールの校長として、TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)への参画決定からオープンまでを通して感じたこと、英語教育や子どもとの関わりをコラムにまとめました。不定期で連載中です。
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リバプールのイギリス人コーチを見ていて気づいたこと
TGGだけでなく、最近ではギフテ!でも英語の体験が登場してきています。
世界的なサッカークラブであるリバプールのサッカー教室もその一つです。
リバプールではイギリス人コーチが直接英語で指導をするサッカー教室を展開していて、ギフテ!とも昨年からコラボをしています。
そんな彼らの指導を見ていて、日本と違うなと感じることが以下の2点です。
・プレーを楽しむことを前提に置く
・自分で考えて、挑戦することに重きを置く
今は日本も変わってきているとは思いますが、スポーツ教育の現場では、今でも厳しく寡黙に取り組むイメージがあり、またチームプレイを重視するために個人の自由にはあまり重きが置かれないと思います。
もちろん個性や国民性にもよるので、一概にどちらが良いと言うことはないのですが、同じトレーニングでも根底にある考え方が随分違うものだと関心しました。
練習中でもゴールを決めたらダンスを踊ったり、歌を歌ったりと楽しむことを忘れない姿勢は学ぶところがあります。
もっと刺激を受けたのが挑戦に関する部分でした。
失敗はアンラッキー
挑戦するということは、失敗をする可能性もあります。
リバプールの練習では、ボールを持つと相手を抜くように挑戦することが多いのですが、そこで失敗した際に、イギリス人コーチが「OK、アンラッキー」と声をかけていたのが何となく気になりました。
アンラッキーは、あまり日本のスポーツ指導の現場では使われない表現だと思います。
なぜそう表現するのか、少し考えてみたのですが、おそらく「失敗したのは、君が悪いんじゃない、相手が強いのでもない、ただ運が悪かっただけ、だからまた挑戦すればいい」というニュアンスなのだと思います。
このケースに限らず、グローバルで活躍している人や組織には、失敗に寛容な印象があります。
失敗してもアンラッキー、だからまたチャレンジできる、この考え方は見習いたいなと思いました。

少しサッカーの練習を見るだけでも、違いを意識してその背景にある考え方を理解するのは興味深いですし、学ぶところも多いです。
またそんな気づきがあったら、コラムでもお伝えできればと思います。

校長すがの

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