
ワクワクの体験を200種類以上プロデュースしたきたギフテ!。体験の先生であるその道のプロフェッショナルにお仕事について、小学生&保護者目線で聞いてみたい、あんな質問やこんな質問に答えてもらおう!という「ギフテ!お仕事ずかん」がスタートします!
第一回は、子どもたちの人気の職業のひとつ「パティシエ」です。

美味しくて可愛いケーキにかこまれて・・考えるだけでウキウキしちゃう!小さな頃はどんな子どもだったのかな〜
パティシエってどんなお仕事?
フランス語でお菓子職人のことを「pâtissier(パティシエ)」と呼びます。パティシエは本来、男性をさす言葉で女性は「pâtissière (パティシエール)」と言います。
新しいお菓子を生み出したりすること、そしていつでも美味しい味を味わってもらうために、お菓子を丁寧に同じように製作することもパティシエにとって大切なことです。
「人に幸せを届ける仕事」と言われているパティシエのお仕事。製菓の専門学校などを経て、製菓店やレストランで働くのが一般的です。
それでは実際に、パティシエールの先生にインタビューしてみましょう♪
回答してくれる先生
川野 梓(かわの あずさ)さん
川野さんは、ギフテ!の「プロが教えるおいしい秘密!パティシエとお菓子な科学教室」の先生です。

東京製菓学校洋菓子科を卒業後、パレスホテル東京で2年勤務。その後神楽坂のアトリエコータで修業を積み、アトリエコータ鎌倉店のオープンや、アトリエコータ腰越・江ノ島店の再オープン、店舗統括を担当。
企業の経営の在り方についての論文コンクールで最優秀賞を受賞したことをきっかけに、勉強にもなるお菓子教室の開業準備中。
質問1:小学生の頃は、どんな子どもでしたか?
女の子より男の子と遊んでいました。自転車で遠くの公園まで行ったり、林の中を探検したりと活発な小学生でした。一方、家の中ではイラストを描いたり、お菓子作りやビーズ細工、お裁縫など細かい作業も大好き!4年生からは、幼稚園のころから習っていたクラシックバレエの回数も週3回に増やして頑張っていました。
質問2:子どもの頃からの「将来の夢」の変遷を教えてください。
小学生…漫画家、パティシエ
↓
中学生…学校の先生、パティシエ
↓
高校生…学校の先生、パティシエ
質問3:本気でパティシエになろうと思ったきっかけ・時期を教えてください
ハッキリとしたきっかけというのはなかったのですが…。パティシエには小学生の頃からなりたかったです。
チョコレートやケーキなど甘いものを食べることが好きで、作るのも好きでしたが、何より「おいしいね」と言ってもらうのが好きだったのです。
ただ、そのころはパティシエになる方法についての情報は少なかったので、「なりたくてなれる職業ではない」と思っていました。そんなとき、習いごとのお友だちのお母さんの中に元パティシエさんがいらして、色々とお話を聞くようになり、お菓子作りの専門学校があることを知りました。
教えることも好きだったので、学校の先生になるのもいいなと思っていたのですが、高校生になって専門学校のオープンキャンパスに行くようになり「この学校に通ったら絶対パティシエになれる!」と本気でパティシエの道に進もうと決めました。
高校は生徒の9割が大学に進む進学校だったので、専門学校に進学することについて先生から何も言われないように学校の勉強も頑張りました。
質問4:その時、親御さんはどんな反応・言葉をかけてくれましたか
あまり反対された覚えがないので、母に聞いてみました。
中学2年位のときに専門学校の話を聞き、現実的な話として捉えていました。
お客さんたちは欲しい物が有れば何時間でも並んでくれる仕事なので、将来の選択肢としては良いと考えていました。反対する気持ちは全くなく子供の頃から教えることも得意な方だったので、製菓の先生という将来も有りだと思っていました。
高校で調理師の免許が取れる学校へ行きたいといった時は止めましたよ!理由は、お刺身など、苦手な食べ物が多かったからです。好きな食べ物を扱うパテェシエのほうが向いていると思いました!
なりたい職業は、新しい出会いと共に変わっていくものなので、別の夢ができたときに諦めなくて良いように、勉強だけはしっかりしてしていくように言っていました。
ということでした。
子供の頃から夢を応援してくれた両親には今も感謝しています!
質問5:お仕事のやりがいを教えてください
注文したケーキを受け取りにくるお客様のうれしそうな顔や、ショーケースの前で真剣に悩んでる姿を見るととてもうれしくなります。あとはプリンやスポンジケーキが”最高においしいタイミング”でオーブンから出せたときは、とても達成感があります!
質問6:学校の勉強でやっておいてよかったと思うこと、やっておけばよかったと思うことを教えてください
<やっておいてよかったこと>
一番は「ノートをきれいに書く」ことです!
製菓の現場では、先輩が説明してくれたことは一回で覚えないといけない場合が多いので、後から見返したときに「すぐに思い出せるノート作り」がとても大切でした。
わかりやすいノート作りは、大人になってからも役立ちます!今日何を覚えたのか、明日何をするのか、また、ノート作りを通して予習復習が身につき、頭の整理もできます。
<やっておけばよかったこと>
「質問すること」です。
小・中学生のころからに先生に質問することがとても苦手でした。パティシエになってからも先輩に質問することがとても苦手なまま。今思い返すと「だから怒られたんだ」ということがたくさんあります。
恥ずかしいかもしれないけれど「わからないことはその場で聞く」ということはとても大切です!
質問7:2030年、パティシエのお仕事はどうなっていると思いますか?
パティシエさんの仕事内容は大きくは変わっていないと思います。しかし、近年見つかったホワイトカカオやルビーチョコレートのような「新種のカカオ」が発見されて7色のチョコレートができているかもしれないし、安くて良い香料ができたり品種改良で1年中いつでもとてもおいしいイチゴが生まれているかもしれません。
食材などのさまざまな変化の中で、パティシエさんを取り巻く環境はとても変わると思います。たとえば、青色のチョコレートとか、ぶどうの味のするショートケーキみたいに、今は味の想像もできないケーキがたくさん生まれていると思います。
ほかにも、YouTubeなどを使って可愛いキャラクターがあなたの誕生日ケーキを作ってくれている動画が配信されたり、バーチャルで味を体験できるお菓子など、現実には存在しないケーキ屋さんができているかもしれないですね。想像するとワクワクします!
川野先生、ありがとうございました!

さすがお母さん、子どもの夢を応援するだけでなくちゃんと適性も見抜いていたんだね〜。
ノートをきれいに書くことや質問をすることがパティシエにも大切なこととはオドロキ!未来では透明なケーキとかや黄金のチョコレートケーキができるかも!?
ギフテ!で開催中の川野先生の体験はこちら
■プロが教えるおいしい秘密!パティシエとお菓子な科学教室


ミヤジマ

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